Bay Area Moment

シリコンバレー留学中の上智大生によるブログ

もはやGoogleはインドの会社になっていた

日本人がアメリカに留学する理由には様々なものがありますが、語学的観点で考えると”純粋な英語”が学べるからという点でしょうか。僕自身もそれをひとつの目的としていますが、ひとつ衝撃だった点をメモしておきます。

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純粋な英語を学ぶ意味として、例えばIT産業の中心であるアメリカで将来仕事をするときにアメリカ人と意思疎通がしやすいように、と当然のように考えていました。しかし、GoogleAppleのオフィスに来て驚いたのはインド人の多さ(噂には聞いていたものの)。アップルのエンジニアとして働くホストファザーのチームにおいても、75%以上がインド人(日本人は0人…!)であるといい、ビジネスにおいてマジョリティだと思っていた”アメリカ人”はマイノリティになっているのです。なぜあそこまでトランプ問題が騒がれているかを身を以て体感したと同時に、IT業界のリーダーは言うまでもなくインド人であることを確信。すなわち、IT業界においては”純粋な英語”を学ぶこと以上に”インドなまりの英語”や’インドの文化’を学ぶことの重要性が極めて高いのです。

これに気づいて今後の留学生活は大きく変わりそうですが、日本人がインド人のように活躍するためにはどうしたら良いのでしょうか。経済や社会制度、教育(とりわけSTEM教育)などあらゆる問題があるとは思いますが、インドにできて日本に絶対にできないなんてことはないはず。良くも悪くも、日本人の勤勉さは世界トップクラスであることも認識しました。どうにかして日本のプレゼンスを高めたいもので