レジリエンスはデザインシンキングやアジャイルと似ている
なるほど、レジリエンスはデザインシンキングやアジャイルと本質的に似ているんですね。
スタンフォード大学のデザイン思考のワークショップを見ていても感じましたが、あらゆる産業構造・社会制度・科学技術がめまぐるしく変化している世の中において、「目標を定めて、それにめがけて成長する生き方」は通用しなくなり始めているようです。一方、目の前にある課題を解決する方法を高速で仮説立てて、実行し、すぐにフィードバックを得て仮説修正するといったサイクルをとにかく繰り返すことのできる「変化し続ける生き方(=ゴールを定めない生き方)」であるかが重要です。
そして人生というマクロなものでなくとも、この思考方法は活かせると思いました。例えば、学生なら試験勉強。リサーチにリサーチを重ねて効果的な参考書を探し、理解度のフェーズに合わせたカリキュラム(勉強ペース)を定め、エクセルに落とし込み、デイリーで進捗達成状況を追っていくという勉強方法を実践したという経験はきっと誰もが持っているはずです(笑) 少なくとも、非効率なことが嫌いな僕は中学校の夏休みの宿題からしょっちゅうこの手法をとっていたわけですが、取って代わって最近は「その日やりたい(やるべき)ものを最高速度・最大量取り組む、そして小まめに評価をしてみる」という計画目標のない手法にしています。これまで多大なリソースを割いていた計画作成、そして計画修正(当然計画通りなどいかない笑)をする必要もありません。楽です。良くも悪くも、計画から感じるプレッシャーも感じないため内発的動機が占める割合も大きくなり、やりがいを感じる。故に継続する。